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副院長(小児科専門医)が診療を担当します。地域のかかりつけ医として、体調不良時の診察、気管支喘息などの慢性期疾患の定期フォロー、ワクチン接種など、お子様の健康を守りたいと思っております。また日曜日にも予防接種を含めた診療行うことで、平日通院困難な方や急な体調不良時に受診いただけるように診療体制をとっております。発熱外来では各種ウイルス迅速検査に加え、お子様の状態に合わせて簡単な血液検査も実施できます。必要に応じて総合病院への紹介を行います。
子どもの場合、いわゆる風邪でも2,3日40度前後の熱が続くことがあります。熱が下がらないから、重症というわけではありません。熱でつらそうにみえても、他に症状がなく、水分が摂れて、夜間眠れそうであれば、受診を急ぐ必要はありません。子どもの発熱は40度前後になることがありますが、発熱は身体を守ろうとする正常な反応であり、熱そのものが身体に悪さをすることはありません。また、熱を出す病気はたくさんあり、熱の出はじめには原因のわからないことも少なくありません。熱が高くて眠れなさそうなら、解熱剤を使ってみてください。
けいれんを起こしたり、咳き込みがひどくなったり、何度も吐く、意識状態が変など症状あれば、すぐに受診してください。また生後3ヶ月未満で、38度以上の発熱が見られるときは、すぐに受診が必要です。しかし赤ちゃんは体温の調節が未熟なため、まず赤ちゃんのいる環境を確かめ、不具合があるときは、調節してあげましょう。環境を調節して、熱が37.5℃未満になり、赤ちゃんの様子(哺乳、機嫌など)がいつもと変わりなければ、様子を見てもらってもよいでしょう。環境を調節しても、38℃以上の熱が続いたり、哺乳力が弱くなったり、機嫌が悪くなるようなときは、すぐに受診しましょう。
嘔吐や下痢がなければ、急には脱水にはなりませんので、少しずつ水分を摂るようにしましょう。水分としては、水やお茶だけでは糖分や塩分がないため、イオン飲料やジュース、味噌汁の汁だけなども摂るようにしましょう。12時間以上排尿がない、泣いても涙がでない、口の中や唇がかさかさになっている、ぐったりして水分をまったく受け付けないなどあれば、すぐに受診しましょう。
子どもの場合、発熱のほとんどの原因がウイルスによるものが多く、熱の出はじめに抗生剤を飲む必要はありません。抗生剤はウイルスに効かないばかりか、熱の出はじめに抗生剤を飲むと熱の原因が分からなくなることもありますので、必ずかかりつけ医を受診して症状に合った薬を飲むようにしましょう。
人には細菌やウイルスなどの外部の敵から身体を守る「免疫反応」が備わっていますが、この仕組みがうまく働かず、花粉や食物、ホコリなどに対して過剰に反応してしまうのがアレルギーです。アレルギー性疾患には、小児期からの食物アレルギー、アレルギー性鼻炎、小児気管支喘息、乳幼児期からのアトピー性皮膚炎などがあり、当院ではこれらの疾患の原因を探り、症状を緩和するための治療を行います。
気管支喘息は、空気の通り道(気道)に炎症がある状態で、アレルゲンに反応することで気道が狭くなり、呼吸が苦しくなる病気です。現在、小児の喘息は全体の約6%とされており、増加傾向にあります。この背景としては「自宅や学校などの環境の変化」が挙げられます。現代の家屋は気密性が高く、ダニやほこりが溜まりやすく、これらのアレルゲンに暴露する機会が増えています。気管支喘息は2-3歳くらいまでの小児に発症することが多く、小学校入学までにはほとんどの小児が喘息症状を経験します。
乳幼児期に喘息症状があった小児のうち、約6割の子供は小学校入学までに症状が改善します。しかし小学校入学後も喘息症状が残る場合、成人まで喘息症状を持ち越すことがあります(成人気管支喘息への移行)。
小児では「ゼーゼー」、「ヒューヒュー」という呼吸音(喘鳴)が聞かれることがあります。 治療は、抗原回避(アレルギーの原因物質を排除する環境整備)、抗ロイコトリエン拮抗薬の内服やステロイド吸入薬などを使用します。気管支喘息の治療は「毎日治療を続ける」ことが大切です。喘息症状がないときでも、気道の炎症は続いており、風邪やハウスダストなど炎症を引き起こす刺激が加わると、再び症状が現れてしまいます。そのため、喘息は、「症状がある時だけではなく、毎日治療する」ことが大切です。
食物アレルギーは子どもに多くみられるのが特徴で、約80%が6歳以下の乳幼児の患者さんです。 食物アレルギーの症状としては、特定の食品を摂取後30分から2時間程度で出現することが多く、皮膚のかゆみ、発赤、じんましん、皮疹などの皮膚症状、鼻水、くしゃみ、咳、喘鳴(ゼーゼー、ヒューヒュー)や呼吸困難などの呼吸器症状、目、唇、口の中などのかゆみや腫れ、のどの違和感、腹痛、嘔吐や下痢などの消化器症状、脈が速くなったり、血圧が低くなる循環器症状、活気がなくなる、眠たくなるなどの神経症状など、小児ではとても多彩な症状が現れます。小児の症状の程度は個人差があり、軽症から重症までさまざまです。現在、やみくもな完全除去は推奨されておらず、日本アレルギー学会では、原則、「正しい診断に基づいた、必要最小限の原因食物の除去」を推奨しています。問診や検査などから、アレルギーの原因食物を、どの程度の量まで摂取できるのかを判断します。湿疹や喘息がある場合は、まずそちらの治療を開始し、症状が安定してから、慎重にアレルギーの原因食物の除去解除をすすめていきます。また、近隣病院に食物経口負荷試験(外来もしくは入院)や栄養指導を依頼することもあります。
食物アレルギーのある子どもが保育園や学校で給食を食べる場合には、基本的には1年に1回、医師が生活管理指導表を作成し、保育園や学校とお子様のアレルギーの情報を共有することが重要です。小児の食物アレルギーは成長とともに寛解(成長に伴う消化機能、免疫機能の成熟により食物アレルギー症状を起こさなくなること)することが多いので、漫然と除去を続けるのではなく、本当に必要な除去食品が何なのか、判断をしていきます。小児への漫然とした除去を継続する事がないよう、保護者の方と詳しい話をしながら指導表を作成していきますので、当院での生活管理指導表作成が初めてで、以前に他のクリニック、病院で小児のアレルギー採血や、小児の指導表を書いてもらった事がある方は、可能であれば、今までの資料をお持ちいただくと、よりスムーズに診察が進められます。万が一の誤食時の対応などもご説明いたします。
アトピー性皮膚炎は、痒みのある湿疹を特徴とする皮膚疾患で、良くなったり悪くなったりを繰り返します。 乳児期の乳児湿疹とは違う皮膚疾患になります。治療は、スキンケア、薬物療法(ステロイド軟膏、ステロイド以外の軟膏の外用)、環境整備を行い、症状をコントロールしていきます。日々のスキンケアの方法や軟膏の塗り方なども説明します。
小児のアトピー性皮膚炎は、2歳未満の乳幼児期から学童期に発症することが多く、成長するにつれて症状はよくなる傾向がみられますが、成人になるまで再発をくり返し症状が続くこともあります。かゆみのある湿疹が身体の左右対称にあらわれるのが特徴で、症状が出やすい部位は年齢によって変わります。
〇乳児(2歳未満の小児)
頬、額や頭の露出部に乾燥や赤みが生ずることではじまることが多いです。かゆみが生じてぶつぶつやかき傷ができるようになると首、脇、ひじ、ひざなどに拡がり、さらに、しばしば体幹(お腹や背中)、四肢(腕や脚)にも出現します。重症の赤ちゃんは下腿の外側にも出現することが多いです。
〇小児期(2〜13歳くらいの小児)
幼児期から学童期にかけては、顔よりも、首、脇、ひじの内側やひざの裏側、手首、足首が中心となります。重症の場合は、腹部や背中にも出現しますが、顔や腕、脚をかくことで悪循環に陥ります。
〇思春期以降(13歳以上の小児、成人)
顔、首、胸、背部など上半身の皮膚症状が強くなる傾向があります。悪化する部位や皮膚症状にも個人差が大きくなり、顔や首が重症なタイプや、胸部、腹部、背部、腕、脚にかゆみの強い結節型の皮膚症状が多発するタイプ、全身の皮膚が赤くなるタイプなど、重症化する患者さんが少なくありません。
アレルギー症状を引き起こす原因物質(アレルゲン)が体内に入り、目や鼻の症状を引き起こします。
ハウスダスト(家の埃やダニの糞・死骸など)、ペットの毛・フケ、カビなどは通年性アレルギー性鼻炎の原因となります。スギ花粉やヒノキ花粉などは節性アレルギー性鼻炎(花粉症)の原因になります。
くしゃみ・鼻汁・鼻づまりの症状が多くの方にみられます。通年性では一年中症状が続き、季節性では春先や秋などの決まった季節に症状が起こります。
治療を始める前に、医師の問診と抗原検査により、原因を特定することが大切です。医師の問診では、症状の出る時期やその程度、他のアレルギーの病気はあるかなどを確認し、アレルギー性鼻炎か、その他の疾患かを判断します。当院では、「血清抗体検査」の抗原検査でアレルゲンを特定します。
アレルギー性鼻炎の治療は、「原因となるアレルゲンの除去・回避」に加えて、「薬物療法(抗アレルギー薬の内服、点鼻など)」と「アレルゲン免疫療法(舌下免疫療法)」を組み合わせながら行うことが重要です。
スギ花粉症やダニアレルギー性鼻炎の治療法として、2014年より新たに、治療薬を舌の下に投与する「舌下免疫療法」が登場し、自宅で服用できるようになりました。 2年以上継続していただくと、8割以上のかたに改善効果とされています。スギ花粉症またはダニアレルギー性鼻炎と確定診断された5歳以上の患者さんが治療を受けることができ、長期にわたり症状を抑える、もしくは症状が完全に抑えられない場合でも、症状を和らげ、アレルギー治療薬の減量が期待できます
(注意:スギ花粉症の場合は、スギ花粉が飛んでいる時期は治療を新たに開始することはできません。例年6月~12月の間に治療をスタートします。)
皮膚の一部に膨疹(ぼうしん)と呼ばれる少し膨らんだ発疹が現れます。かゆみを伴うことが多く、 数分から24時間以内に改善します。アレルギー検査をしても原因の特定できないことも多いです。治療は抗アレルギー薬の内服がメインになりますが、軟膏の外用も併用することがあります。膨疹の部分を冷やすことも有効です。
皆様の「かかりつけ医」として診療を行います。一般内科は院長、副院長とも診療にあたり、高血圧、糖尿病などの慢性疾患の定期診察や発熱時、体調不良時の急性期疾患の診療も行います。
外科の診療は院長が担当します。けが・やけど・捻挫などの診断・初期対応も可能です。骨折の診断、ギプス固定や手術療が必要な場合は総合病院への紹介をいたします。骨粗鬆症の検査、投薬も行います。
内科診療における一般的な疾患を挙げます。
院長(脳神経外、頭痛専門医)が診療を担当します。詳細な問診・診察・検査を行い、頭痛・脳卒中・めまい症・認知症などの早期発見・治療・予防に努めます。
※院長外来にて診療しています。月、水、金ː18時-20時、土曜日に神慮宇しています小児科診察には対応していません。
当院では専門医による診療を行っております。
頭痛をお持ちの方は日本国内で3000万人いるとされています。
その中で機能性頭痛は、慢性的な頭痛や習慣的な繰り返す頭痛で、命に支障を来すことはない頭痛です。片頭痛、緊張性頭痛、群発性頭痛が含まれます。
強い痛みや吐気や嘔吐などの随伴症状を伴い、一度頭痛が起きると日常生活に支障をきたすこともあります。
院長外来にて診療をしております。お電話にてお問い合わせください。
物理療法とは、温熱・電気・光線・音波等、物理的なエネルギーを使って痛みの緩和・循環の改善を目的とする治療手段の一つです。
障害予防にとって重要なことは運動です。当院では物理療法による疼痛コントロールだけでなく、日常生活における動作のアドバイスや自主トレーニングの指導も行っています。
通院が困難な方のために診療計画を立て、医学管理のもと定期的にご自宅や入居先の施設に伺い、日常的な診察・治療と健康管理を行います。ご家族の方へ療養上の相談・指導などのほか、急変した場合の入院先紹介など医療機関と連携をしております。利用のご希望際には、当院居宅介護支援事務所もしくはご担当のケアマネージャにご相談ください。
・診療受付は診療時間の30分前で終了します。
・土曜日午前診療の受付は11時終了、午後診療の受付は15時終了です。
・休診日 火曜日、木曜日、祝日
※祝日の日曜日は診療します。
・LINE予約、オンライン予約には対応しておりません。
・物理療法受付は実施時間の30分前で終了します。
・整体は現在休止中です。